保険診療で不妊治療を受けられるようになった2022年4月から、子供を授かりたい、けれど不妊治療にかかるお金は払いがたい、という方がとれる選択肢が増えました。

不妊治療では、卵巣に残っている卵子の数が重要となり、これを卵巣予備能というのですが、卵巣予備能を知るための検査が存在します。それをAMH検査といいます。

AMHとは、前胞状卵胞から胞状卵胞に変化する際、卵胞からたくさん分泌されるホルモンのことをいいます。つまり、血液中のAMH量は、成長している卵胞数を表していると言えるため、卵巣予備能を知ることができるのです。

AMHの量は月経が近づいているか否かによってまったく変動しないため、いつ受けても正しい結果が出ます。

しかし、このAMH検査で、芳しくない結果が出たとしても、妊娠できないというわけではないので、失望しないようにするべきです。不妊治療のための参考としてみるのが良いでしょう。